失った一匹の羊を見つけ喜ぶと言われます

12月22日

「もしそれを見つけたなら、よく聞きなさい、迷わないでいる九十九匹のためよりも、むしろその一匹のために喜ぶであろう」。マタイ18:13

 神様の偉大さ、大きさ、その規模は到底人の力では計り知れません。そのような広大無辺の方が、失われた一匹の羊を見つけて喜ぶと言われます。なんと細やかで繊細なかたでしょうか。主に養われるあなたを見捨てることを決してなさいません。主がどんなに大切な者と思っておられるかを知るなら、何を遠慮し、躊躇することがあるでしょうか。主のご愛の御手にくつろいで委ねましょう。(KE)

今日の通読箇所

詩篇120篇

ペテロの第一の手紙 5章

神は不安や恐れを取り除くことができます

12月21日

「夕べに、あしたに、真昼にわたしが嘆きうめけば、主はわたしの声を聞かれます。たといわたしを攻める者が多くとも、主はわたしがたたかう戦いからわたしを安らかに救い出されます」。詩篇55:17-18

 平安であることを願い、痛みや苦しみ、不安や恐れのない生活を求めます。確かにそのようなことがなければ平安ですが、そのような現実はどこにもありません。しかし、神様はあなたの嘆きに、うめきに応えて、その原因を取り除くことができます。この方にすがっていくなら、事があろうとなかろうと、常に平安でおることができます。(KE)

今日の通読箇所

詩篇119篇

ペテロの第一の手紙 4章

涙も嘆きも事態を変えることができません

12月20日

「わが目は涙のためにつぶれ、わがはらわたはわきかえり、わが肝はわが民の娘の滅びのために、地に注ぎ出される。幼な子や乳のみ子が町のちまたに息も絶えようとしているからである」。哀歌2:11

 最近のニュースは、次々と戦争や紛争、飢餓や飢饉によって命を失う幼児や児童の悲惨な光景を目にすることが多くなってきました。それに対して何もできない無力さを覚え、ただ涙を流し、哀れな光景に胸を突かれる思いがします。しかし、涙も嘆きも事態を変えることができませんが、祈りによって主に期待し、待ち望む信仰にしっかり立つ以外にありません。(KE)

今日の通読箇所

詩篇118篇

ペテロの第一の手紙 3章

苦しみもまた神の深い御心によるからです

12月19日

「おのれを撃つ者にほおを向け、満ち足りるまでに、はずかしめを受けよ。主はとこしえにこのような人を捨てられないからである」。哀歌3:30-31

 不当な苦しみを受ける時、なんとかして自らの潔白を証明しようと焦ります。しかし、そこからは善き結果は出て来ません。なぜなら、受ける苦しみもまた神様の深い御心によるものだからです。主がなさるわざを信じて、ゆだねる時、主はあわれみをもって驚くような憐れみを注いでくださいます。(KE)

今日の通読箇所

詩篇117篇

ペテロの第一の手紙 2章

神のうちに生き、動き、存在しているから

12月18日

「主は言われる、わたしは天と地とに満ちているではないか」。エレミヤ23:24b

 神様と私たちはそれぞれ異なった存在として相対しているのではありません。パウロはアテネで、「われわれは神のうちに生き、動き、存在しているからである」と語っています。いずれにしても、私たちは神様の強力な霊的磁場のなかに置かれています。それ故、私たちの思考、感情、情動など、あらゆる行動に影響を与えておられます。人は決して神様から離れることはできません。(KE)

今日の通読箇所

詩篇116篇

ペテロの第一の手紙 1章

主は多くの実を残し救いの道を開きました

12月17日

「主は仰せられる、見よ、わたしがダビデのために一つの正しい枝を起す日がくる。彼は王となって世を治め、栄えて、公平と正義を世に行う」。エレミヤ23:5

 間もなく主のご降誕を記念する日がきます。この事ははるか以前、エレミヤの時代にすでに予言されていたのです。主はまことのぶどうの木として世に植えられ、多くの実を残して救いの道を開いてくださいました。今も主は生きておられ、すべての業に報いてくださいます。この枝にしっかりとつながり、与えられる霊の力に満たされましょう。(KE)

今日の通読箇所

詩篇115篇

ヤコブの手紙5章

どんな言葉でも言い尽くす事ができません

12月16日

「主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです」。詩篇18:2

 ダビデがサウロ王の手から救われたとき、満腔の感謝をもって主を褒めたたえた「詩篇」です。彼にとって、神様はどのような方であるか、どんな言葉をもっても言い尽くすことができないもどかしさを感じます。私たちは神様をどのような方であると言い表すでしょうか。もっともっと深く主とふれあい、主を知ろうではありませんか。(KE)

今日の通読箇所

詩篇114篇

ヤコブの手紙4章

私たちも何に土台を据えるかが問われます

12月15日

「『基が取りこわされるならば、正しい者は何をなし得ようか』と」。詩篇11:3
 
 どんな事をするにも、最も大切なことは土台をどこに据えるかです。砂上の楼閣とならないために、土台となる不動の場所を選び、その上に正しく水平垂直を定めて、どんな災いのも動じないものができます。ビルや住宅のようなものに限らず、私たちの人生も何に土台を据え、何を正しい尺度とするかが問われます。まさに聖書の言葉こそ、不動の土台、正しい尺度です。(KE)

今日の通読箇所

詩篇113篇

ヤコブの手紙3章

神様はへりくだる者に恵みをくださいます

12月14日

「すると女は言った、『主よ、お言葉どおりです。でも、小犬もその主人の食卓から落ちるパンくずは、いただきます』」。マタイ15:27

 娘の病を癒していただきたいと主に願った女の人に、子供のパンを犬にやることはしないと拒みます。しかし、この母親は自分を犬呼ばわりされても構わず、パンくずでもいただきたいとすがります。この切実な訴えに主は応えて娘は癒されました。神様はへりくだる者に恵みをくださいます。主に対してどれほど自分を低くすることができるでしょうか。(KE)

今日の通読箇所

詩篇112篇

ヤコブの手紙2章

雀ですら、神は御心に従って扱ってます

12月13日

「二羽のすずめは一アサリオンで売られているではないか。しかもあなたがたの父の許しがなければ、その一羽も地に落ちることはない」。マタイ10:29
 
 すずめはその存在が値打ちの無い生き物です。しかし、そのようなものすら、父なる神様は御心に従って取り扱っておられます。ましてや、彼らよりもはるかに優れたものです。ご愛に満ちた父なる神様は私たちのすべてを知り、最善をもって取り扱っておられます。ひとり子の命を惜しまないで愛して下さる神様に委ねましょう。(KE)

今日の通読箇所

詩篇111篇

ヤコブの手紙1章