わたしを見ておられる神、との意味です

1月26日
「そこでハガルは自分に語られた主の名を呼んで、『あなたはエル・ロイです』と言った」。創世記16:13a

神様はアブラハムを多くの民の基とすると約束されたのです。しかし、彼には子がなく、高齢になって子を得る見込みもなく失望しているとき、妻のサライは自分のしもべハガルによって子を得るようにと勧めます。その結果、ハガルは身ごもりましたが、サライとの関係が悪化して飛び出し、荒野で死を覚悟しました。そのとき、神様はハガルに現れ、生まれてくる子を祝福すると約束しました。絶望の中で神様に出会い、救われます。「エル・ロイ」とは、わたしを見ておられる神、との意味です。今日も神様はあなたを見ておられます。(KE)

自分を信じてどんなに多くのものを失っていることでしょう

1月25日
「愚かな人の道は、自分の目に正しく見える、しかし知恵ある者は勧めをいれる」。箴言12:15

人は生来頑固なもので、他人からの忠告を素直に受け入れる人は多くはありません。それは自分の考えは間違いなく、正しいと信じているからです。その結果、どんなに多くのものを失っていることでしょう。そうならないためには常々心がけて謙遜でありたいものです。忠告や助言を受ける時、ひとまずその言葉を受けて、心のうちに置いて、その後、よくよく吟味して自分のものとする。そうすれば、知恵や知識は豊かに蓄えられていきます。初めから相手の言葉を拒むほど失うものも多くなります。(KE)

試練はあなたにとってなくてはならない貴重なときです

1月24日
「神のみこころに添うた悲しみは、悔いのない救を得させる悔改めに導き、この世の悲しみは死をきたらせる」。第二コリント7:10

神様は私達を苦しめ悲しませて喜ばれるかたではありません。それどころか、私達を喜ばせ、楽しませ、神様を喜ぶ者にしたいのです。しかし、現実には悲しみもあり、苦しい事もあり、つらいこともあります。確かに試練を避けていきたいと願いますが、決してそれはマイナスではなく、あなたにとってなくてはならない貴重なときです。何よりも試練を与えたもう神様の御思いは限りない大きな愛に根差したものだからです。試練のときこそ、主の愛に思いを向けてください。(KE)

神様に祈り、救いをいただくのは今のときです

1月23日
「神はこう言われる、『わたしは、恵みの時にあなたの願いを聞きいれ、救の日にあなたを助けた』。見よ、今は恵みの時、見よ、今は救の日である」。第二コリント6:2

わたしたちは時の流れのなかで生きています。しかし過ぎ去ったときは二度と戻りません。また未来はあるのかないのか、まだ不明です。私達は今を生きる以外にありません。神様に祈り、救いをいただくのは今のときです。過去が良かった、あるいは先に望みがあると思うのは愚かです。今、今日こそ、祈りが聞かれ、救いが与えられているのです。感謝しようではありませんか。(KE)

神様のなさることを人は知り尽くすことは出来ないのです

1月22日
「時に主はアブラムに言われた、『あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい』」。創世記12:1

神様はご自分の何たるかを証しする神の民としてイスラエル民族を造られました。なぜアブラム(のちにアブラハムとなる)をその始まりとして選ばれたのか、理由は分かりません。神様のなさることを人は知り尽くすことは出来ないのです。そればかりか、「国」、「親族」、「父の家」を全て捨てて、神様のものとなりきることが求められたのです。地縁血縁など、この世の力を捨てなければ神様だけにと、ならないからです。(KE)

根底にはたぎるような熱烈な愛があふれています

1月21日
「だから、神はそのあわれもうと思う者をあわれみ、かたくなにしようと思う者を、かたくなになさるのである」。ローマ9:18

神様はお父さんではありますが、私達の言いなりになるようなやわな方ではありません。時に厳しく、頑なです。ですから、試練・患難と言われる事態を起こされます。しかし、どんなに厳しいとしても、その根底にはたぎるような熱烈な愛があふれています。だから、どのような取り扱いを受けようとも、父なる神様のご愛を疑わないで、試練の中であろうと素直に従おうではありませんか。(KE)

どんなことでも、この方に求めればいいのです

1月20日
「ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたちすべての者のために死に渡されたかたが、どうして、御子のみならず万物をも賜わらないことがあろうか」。ローマ8:32

神様がお父さんですから、こんなに心強いことはありません。そればかりか、できない事のない方です。また、神の子なのですから、どんなことでも、この方に求めればいいのです。肉親の父は不完全で、無力です。しかし、神様は富も力も知恵もどんなものでも、あふれるばかりに与えることのできる方です。おおいに神の子の特権を生かして使ってください。(KE)

神様はお父さんです

「あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである」。ガラテヤ3:26

神様の救いはこの世の安心立命、家内安全無事息災など現世ご利益ではありません。もちろんこの世に生きる限り、生活に必要なものは豊かに備えてくださいます。そればかりか、私達を「神の子」にしてくださる。被造物であって、神様とまったく次元の違う私達。そのためにひとり子イエス・キリストを世に下し、十字架によって私たちの罪と咎を取り除き、復活によって新しくなる道を示し、御子の霊を与えてくださいました。私達が子であるなら、神様はお父さんです。(KE)

ただ神様の言葉にだけに従い、巨大な船を長年かけて作ります

1月18日
「ノアはすべて神の命じられたようにした」。創世記6:22

やがて地は悪がはびこり、世は乱れ、暴虐が地に満ちたとあります。しかし、このような時代にあって、神様はご自身を畏れる人、ノアを残しておられました。彼は全き人で「神とともに歩んだ」のです。神様はすべてを滅ぼし尽くそうと考え、ノアに舟を造るように命じます。彼は何のためであるか、何年かかるのか、全く知りません。ただ神様の言葉にだけに従い、巨大な船を長年かけて作ります。私達の人生も同じです。神様の言葉だけを頼りに今日の一日を過ごしましょう。あなたの人生の目的は神様がご存じです。(KE)

しかし、愛に満ちた神様は人を捨てることをなさいません

1月17日
「カインは主の前を去って、エデンの東、ノドの地に住んだ」。創世記4:16

アベルを殺害したのち、神様と決定的な決別をして、神様のいない所へと、しかもカイン自らの選択と決断でこの道を選んだのです。このカインこそ人類の始まりです。また今の時代、今の世界は神なき地、ノドです。そこは神様の光が差し込まない暗黒の地です。しかし、愛に満ちた神様は人を捨てることをなさいません。やがて暗やみに光なる方を送り、そこに住む私たちを救い出してくださるのです。(KE)